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思いがけずが詰まった、そんな一日。(Turkey2012 – 4)

7月18日 サフランボル

朝食に合わせ起床。ここ2~3年はネガティブな雰囲気を翌日まで残さなくなっているので、旅行中と言えどもいつもの感じに戻る。
朝食はビュッフェスタイルではなく一式用意されたもの。トマトとキュウリが相変わらずおいしい。もちろんパンも。あとはこれまでトルコでは目にしていなかった卵料理(オムレツ)があって嬉しかった。そしてデザートにおけるトルコ特有の甘さにもだえながらもほとんど完食。
朝食後、本格的な観光を開始。とはいえ、チャルシュ自体は大きな街でもなく、街並みの美しさが最も特筆すべきところであり、いわゆる観光名所がたくさんあるわけでもない。おみやげ屋なんかを物色しつつ、目的地を目指す。ここまで統一感があると、歩くだけで心が嬉しくなる。自分で家を建てる(そしてそれが意図していなくても自己主張に繋がってしまう)という感覚ではなく、代々住んできた家を引き継ぐという感覚が当たり前なのかもしれない。「守る」とか「保つ」って意識がどれくらいあるか聞いてみたかった。
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去る町への感慨と、出会う町への期待と。(Turkey2012 – 3)

7月17日 カッパドキア〜サフランボル

この日はサフランボルへの移動日。
まだまだカッパドキアを感じていたい気持ちがあったので、早起きしてバルーンを眺められる坂の上のポイントへ向かう。寝起きでこの坂道は辛いが、早足で頑張る。
ようやく着くと、バルーンが着陸し始めていた。細長く萎んでいく様子を見て慌てる。もうホテルに戻る方向に歩いている人もちらほら。少し寝坊したのが痛かった。歩きながら、眺めながら、写真を撮りながら、朝の太陽を浴びる。(写真を見返すと、この場所でニケが撮った僕が入り込んでる写真はかなり好きだ。少し悔しいくらいに。)夏のトルコでも少し涼しくて、とても気持ちいい。あぁ、この土地もこれで最後なんだと、感傷的な気持ちが湧き上がる。
どちらかというと、自然的な風景よりも都市的な風景に心惹かれるタイプなのに、カッパドキアの大地には気持ちを揺さぶられた。いや、2者の関係に理想的な何かを見つけたのかもしれない。土地そのものの力強さ、そして、土地に対する町としての立ち振る舞いや潔さ、そういったものに。まあ暮らしの実態はそんな甘ったるくはないのだろうけど。
ホテルの朝食は本来8時開始だが、8時15分のバスに乗車予定のため、7時45分開始にしてもらうことができて大変ありがたかった。朝食前に荷物の準備を済ませ、相変わらず眺めのいい屋上で朝食をいただき、名残惜しい気持ちのままチェックアウト。オーナー夫人で日本人の杉本さんにお別れが言えなかったことが心残り。(ツアーの予約など色々お世話になり、緊張感漂う旅の始まりにおいて、とても心強かった。)
カッパドキアでは先程述べたようにその特徴的な地形に魅了されたわけだけど、それと同じくらい印象的だったのは空だ。この町にいる間、雲を1つも見ることがなかった。濃い青空が不可思議な大地と対になって、常にそこにあった。大地が青空を支え、青空が大地に蓋をした。僕らの旅はまだ続く。
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網膜に焼き付ける。(Turkey2012 – 2)

7月16日 カッパドキア

バルーンツアーに向けて朝4時に起きる。4時40分に迎えに来ると聞いていたので準備をしていると、予定より10分早く迎えが来て焦る。10分後再びノックされ、あわてて出ていく。朝だし上空は寒そうだし、念のためミレーのウィンドブレーカーを装備。車で向かった先でまずは朝食。バルーンに乗る人がわんさか。こんな朝でも僕の食欲はもりもり。特にソーセージがジューシーでおいしかった。
食後いよいよバルーンに搭乗する場所へ。到着すると、既に飛んでいるバルーンもあり、テンションが上がる。僕らのバルーンはまさに膨らませている最中だった。
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