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絶望から絞り出した発想の転換。

no choice
no choice
no choice
no choice
no choice
no choice
no choice
no choice
no choice

深夜になっても、台湾に行ける希望が残っていたときは全然不安がなかった。なのに大雪等の天候悪化で欠航が決まって、成田空港で宿泊せざるを得なくなってからはどんどん心細くなっていった。
寝袋が支給され、国際線出発ロビーで疲れきった体を休めるまではよかった。保険か何かの窓口近くに陣取っていたため、早朝から起きなくてはならず、そこからはどうにか心を落ち着かせるよう努めていた。妻と一緒にいることが救いだった。
自宅に帰る方法を探すも、電車もバスも動いていない。ましてやタクシーなんて来るはずもない。ネットで調べる限り、ここは陸の孤島になっているらしい。こうなると、できることはお腹を空かせないようにしながら待つことだけだ。

いつまでも経っても交通機関が復旧する気配がない。絶望の中で、飛行機だけが動いていると気づいた。僕らは台湾ではなく高松に向かうことにした。

あっちもこっちもから逃れて。

Sendagaya, Tokyo

様々な情報、例えば上手な生き方とか、そういうことは世の中に溢れている。そして昔よりもずっとアクセスしやすくなっている。でも結局それを意味あることにするのもないことにするのも自分次第なんだよな。って当たり前のことをなぜだか今日感じた。
きっとその通りやったらうまくいくだろうって内容も、いつの間にか自分の横を通り過ぎていって、何も身についてない、あるいは手に入ってない状態。有益そうなことを見て、ふんふん頷いて、満足感を得て終わり。そういう手軽さって感覚を麻痺させる効果が強くて、漁ってわかった気になって過ぎていく日々がひたすら続いていく。
たぶん、自分の武器になるようなことって、そんなにすぐ手に入らない。最初にぐーんといく段階(わかった気になるという段階)の後は、成果が現れにくい耐える時期が続く。それでもやり続けられるかどうか。きっと勝負はそれから。

「知らないこと」を怖がらずに生きたい。
知らなくてもいいことに時間をとられすぎて、知りたいこと、知らなきゃならないことを疎かにしないように。

追い腰。

Nakano, Tokyo

失敗してもいい、なんてことはない。でも失敗に怯えすぎる方がもっとよくない。

一歩踏み出せるかどうかが最も大切で、何が起こるかなんて予想通りいくこともあればいかないこともある。どうにもならないことだって時にはある。それでも踏み出していくしかない。ただただ立ちすくんでいて、いつの間にか解決するなんて淡い期待は大体裏切られる。真剣に向かっていく方が圧倒的に勝率が高い。

逃げ腰からの脱却。

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