*

*

*

by some chance.

shine a light on girl

「両手が自由になるからいいんだよ」

僕は利点を説明したが、彼女は頑なにリュックを背負うことを嫌がっていた。長い間ポリシーは変わらなかった。

そんな彼女が目の前でリュックを背負っている。
絶対に変わらないと思っていたことが、何かの拍子に変わってしまう。彼女の中では単に好きなデザインが見つかっただけかもしれない。それでも、散々勧めてきた立場としてはなんだか感慨深い。

僕は小走りで彼女に追いつき、いつものように横に並んで歩き始めた。

振れ幅そのものを持ち上げたい。

Yoyogi, Tokyo

どうもインターネットに落とす自分の言葉(特にTwitter)が気持ちよくない。逆にTLを見て過敏になってしまうこともある。
そういう状況を改善できないかなぁと思っていたところ、ごはん屋さんにあった村上ラヂオ2をぱらぱら読んでいると、これは参考になるぞという記述があった。

とはいえ僕にも、エッセイを書くに際しての原則、方針みたいなのはいちおうはある。まずひとつは人の悪口は具体的に書かないこと(これ以上面倒のたねを増やしたくない)。第二に言いわけや自慢をなるべく書かないようにすること(何が自慢にあたるかという定義はけっこう複雑だけど)。第三に時事的な話題は避けること(もちろん僕にも個人的な意見はあるけど、それを書き出すと話が長くなる)。

自分でも原則を作っておくことで、垂れ流す前に一瞬立ち止まれるのではないか。そして、他の人の言葉を見たまま受け取らず、フィルターがかかることで冷静でいられるのではないか。という効果に期待して。
引用した原則をかなり活用しているけど、一応自分バージョン。

● 特定の人に向けた具体的な悪口とともに、趣味嗜好でしかないことに対するネガティブな発言を控えること。
● 言いわけや自慢(変なアピールも含む)をなるべく書かないようにすること。
● 時事的な話題は考えが全然整理されていないまま言及しないこと。

やってみて変わることもあるかもしれないけど、とりあえずしばらくこれで。

PADDLERS COFFEE

Yoyogi, Tokyo
Yoyogi, Tokyo

最寄駅は小田急線参宮橋。最初に行ったのは、いつもみたいにコーヒー屋が目的じゃなくて、たまたま昼食のラーメン屋の近くにあったから。
店の雰囲気も一目で気に入ったし、ポートランドのコーヒーロースター(STUMPTOWN COFFEE)から豆を輸入していることが興味深かった。それまでは、自分の中でなんとなく自家焙煎神話みたいなところがあったから。ケメックスで淹れるコーヒーもスッキリしていておいしかった。

僕がポートランドに行こうと思った理由の1つに、この店と出会ったことも確実にあげられる。雑誌でシアトルやポートランドがコーヒーで有名なのは知っていたのだけど、空気感を肌で感じられて気持ちが高まった。
旅行先を決めてから、ポートランドのオススメを教えてもらったりもして、かなり助けられた。(20回以上もポートランドに行っているらしい!)

ちなみにメニューはホットコーヒーとアイスコーヒーしかない。ただ、隣がパン屋なので、そこで購入したパンは写真のように持ち込める。(こういうところもポートランドのコーヒ屋っぽい。)

そういえば、東京ごはん映画祭にて『バグダッド・カフェ』を観る予定で、その時のコーヒーもPADDLERS COFFEE。(サイト参照

PADDLERS COFFEE/参宮橋

1 2 >