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振れ幅そのものを持ち上げたい。

Yoyogi, Tokyo

どうもインターネットに落とす自分の言葉(特にTwitter)が気持ちよくない。逆にTLを見て過敏になってしまうこともある。
そういう状況を改善できないかなぁと思っていたところ、ごはん屋さんにあった村上ラヂオ2をぱらぱら読んでいると、これは参考になるぞという記述があった。

とはいえ僕にも、エッセイを書くに際しての原則、方針みたいなのはいちおうはある。まずひとつは人の悪口は具体的に書かないこと(これ以上面倒のたねを増やしたくない)。第二に言いわけや自慢をなるべく書かないようにすること(何が自慢にあたるかという定義はけっこう複雑だけど)。第三に時事的な話題は避けること(もちろん僕にも個人的な意見はあるけど、それを書き出すと話が長くなる)。

自分でも原則を作っておくことで、垂れ流す前に一瞬立ち止まれるのではないか。そして、他の人の言葉を見たまま受け取らず、フィルターがかかることで冷静でいられるのではないか。という効果に期待して。
引用した原則をかなり活用しているけど、一応自分バージョン。

● 特定の人に向けた具体的な悪口とともに、趣味嗜好でしかないことに対するネガティブな発言を控えること。
● 言いわけや自慢(変なアピールも含む)をなるべく書かないようにすること。
● 時事的な話題は考えが全然整理されていないまま言及しないこと。

やってみて変わることもあるかもしれないけど、とりあえずしばらくこれで。

サーティワン。

Tsubetsu, Hokkaido
Tsubetsu, Hokkaido

僕の写真と妻の写真。対比ってことでもない。ただ並べて置いてみたかっただけ。大層なことじゃなくて、記憶が風化していった時に思い出すトリガーになればいいのかもしれない。

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31歳になった。(ツイッターやインスタでのコメントありがとうございました。)
実感はない。というより、自分もここまで来たか感がない。これからって気持ちが強い。しばらく不調だったのもあって、一番は『取り返したい』って感じだろうか。
これまでの人生が順風満帆ってことではないが、アップダウンがありながらも駆け抜けてきた。それがここ1年ちょっとは、主に仕事の面でかなり停滞していた。他人はどうあれ、自分が最もそう感じている。持っている力を発揮できないもどかしさ。(できる人間かどうかではなく、少なくともこれくらいはできるはずというところにさえ達しないという意味で。)

体調はもう問題ない。でも焦ってはいけない。一気に絶好調にはなれない。一段一段上っていかなければ。だからこの1年は、助走を終え、ホップまではいきたい。たぶんステップ・ジャンプはもう少し先になるだろう。だからまずは「よしいくぞ」ってな感じで、一歩目を踏み出したい。

目に見える目標としては、以下の2つくらいかな。
● 資格取得(高額の支払いをしたので、もう後戻りできない。毎日コツコツ勉強している。)
● 運動(年齢のこともあり、健康的な生活を送るために、週に1回以上はランニングをしたい。)

あとは、仕事と勉強を両立しなきゃならない状況で、機会は限られるとしても、人との関係は大切にできればいい。

これがフリーでいいの?

non-biri

先日、日本酒を買いに行った比較的近場の酒屋さんで、『のんびり』という秋田についてのフリーマガジンをもらって帰った。日本酒がテーマだったから軽い気持ちで。(今回が発刊6号目。)
妻が先に読み、「面白い!」と太鼓判を押していたので、僕もどんなものかと読み始めた。すぐに引き込まれてしまった。杜氏や蔵元等へのインタビュー(というより会話に近い)で放たれる言葉が圧倒的に真摯で、これでもかと心に刺さる。きっと編集側の取材への姿勢もすばらしいのだと思う。
頑張ろうという気になった。それも、焦燥感とかではなく、希望の方の意味合いで。

以下、ちょっと長いけど、 高橋藤一杜氏の言葉を引用。(P43『挑む』より。)

酒造りも新しい事に取り組めば、失敗はつきものである。
挑戦しては失敗し、挑戦しては失敗し、
その繰り返しの中で、やっと成果を得ることができる。
独自の技術が身に付く。
その時の心の底から、湧き出す喜びと感動は、
その人を一回り大きく成長に導く糧である。
失敗するのは決して恥ずかしいことではない。
途中であきらめて投げ出すことが一番恥ずかしいことである。
酒造りは失敗の連続である。その失敗で何を学ぶかが大切である。
思いが通らなかったその酒に正面から向き合うことである。
語りかけることである。
その酒に答えが隠されている。

思いついたら挑戦しよう。
失敗しよう。
国酒の為に。

酒造りに限らない、誰にでも響く可能性のある言葉。このページに行き着く流れもあって、僕はちょっと目頭が熱くなった。

 
発行が9月末になっているので、未だ簡単に手に入るものなのか不明だけど、見かけたらぜひ読んでみてほしい。(時間が経つと、縮小版がサイトにアップされる模様。)

のんびり

<追伸>
『浅田家』で有名な浅田政志さんが、編集チームに入っているようで、写真もすごくいい。

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