夜に背中押されて。
Category:Memento |
2013/04/16
週末、高校時代の友人の結婚を祝いに京都に行ってきた。披露宴は平野神社での花見。常識に囚われない彼らしい選択だ。
高校時代の友人はもう一人来るはずだったのだが、近親の健康状態が悪化したらしく、急遽欠席するとの連絡が入る。そういうわけで知り合いは皆無。妻が帯同してくれていてよかった。(僕らの結婚式の乾杯の挨拶をしてもらった経緯がある。)
特に結婚式らしいことは何もなかったけど、こうやってよくわからず飲むなんて機会がこの先そんなにあるわけでもないので、存分に楽しんだ。
祝いの品として、新宿伊勢丹で買っておいた大吟醸(桜川)と台湾で買って持て余していたからすみを持参。自ら持ち込んでおいてあれだけど、このお酒はとてもおいしかった。また買いたい。
酔いが回っていたこともあり、二次会はパスした。少しホテルで休んで、夜の京都に繰り出す。しばらく歩いていると、僕が建築の道を目指すきっかけの1つであるTimesが目に入る。高校の修学旅行で近くに泊まっていて、まじまじと見たわけでもないのに、その建物がとても印象に残っていた。水と建築と関係に、大きな可能性のようなものを感じたのだと思う。大学に入り、有名建築家の作品だと知ったのは、もっと後のこと。(建築のことなんて何も知らない時代に、それだけ印象に残るなんて未だに不思議だ。)
珈琲を飲み、小腹をカレーうどんで満たしホテルへ戻る。
翌日は観光や買い物をして、夕方の新幹線に乗り東京に戻った。仁和寺の御室桜に酔いしれた話なんかは写真を現像した際にでも。
何か機会がないと行こうとは思わないだろうけど、短期間の旅もなかなか悪くないと改めて思った。口実を作って、またこういう旅を積み重ねていきたい。
*
写真は全く関係のない中目黒。夜の写真はイメージを解放し、夜の思考は闇に浸透して広がる。