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珈琲語り − 1.豆は鮮度が命!

Kamisyakujii, Tokyo Shibuya, Tokyo

以前は全く興味のなかった珈琲を、あるとき急に好きになった。今調べてみたら、2年くらい前からだと思う。
店で飲むだけだったのが、やがて自宅でも淹れるようになって。今ではいくつかの抽出器具があり、気分や豆に合わせてなんとなく使い分けている。
何が自分にとっておいしいコーヒーなのか、未だに全然模索中。だけど、まずは最低限これを守らなきゃいけないってことがある。

1.新鮮な豆で淹れること
2.珈琲を淹れる直前にグラインダーで豆を挽くこと(挽いた豆を買わない。)

この2つをやってない人は何よりも最優先でこれをやるべき。抽出方法どうとかよりもまずこれを。本当に味が変わるので。

新鮮な豆をどこで買えばいいのかって言うと、焙煎機が店の中にあるならほぼ確実。ただ、自家焙煎の店でも別の場所でやっていることもあるから、シングルオリジンとかスペシャルティコーヒーをアピールしてれば大体大丈夫。経験的に言うと、所謂サードウェーブ系(スタバやタリーズ等)は微妙。真空状態で密閉されていても、やはり焙煎後時間が経っていることが多いから。(ちゃんと選べば大丈夫なのかもしれない。)
後は結局試してみるしかないから、初めての店では少量で。1人で飲むなら、できれば50g。無理な場合は100g。間違っても200gとか買わない。まずい珈琲飲み続けることになる可能性があるので。
鮮度としては、1週間以内はおいしく飲めて、それから2週間まではほどほど、3週目以降は明らかに味が落ちてるって感じかな。煎り具合でも違うと思うけど。1杯10g強だとして、100gで9~10杯。1日1杯飲むか飲まないかの人なら、10日~2週間くらいで消費できるからそこそこおいしく飲める範囲内。自分(と家族)の飲むペースを勘案して、1回に購入する豆の量を決めるといい。保管方法は今度にするけど、酸化するから空気に触れないことが重要。

ちなみにどの豆をっていうのは、店員さんに酸味・苦味あたりの好みを伝えれば、なんかおススメしてくるはず。豆についての説明を書いてくれている店もあるから、その場合は気になるやつを選べばOK。シングルオリジンとブレンドの話もまた今度。1つ言えるのは、おいしい豆を売っている店はどっちもおいしい。
自分が購入してる店はCoffee Tripに載ってるので、もしよろしければどうぞ。大体おいしいはず。その中でも今パッと思いつくのをピックアップしておく。

 

coffee amp. / 高円寺
近所でよく利用している。中深煎りあたりが多いイメージ。カフェラテもかなりおいしい。

PADDLERS COFFEE / 参宮橋
ポートランドに行こうと思ったきっかけの1つ。日本でSTUMPTOWN COFFEE ROASTERSの豆を買える唯一の店。浅めの煎りですっきりしたものが多い。200gの豆しか売ってなかったはず。

MAMMOTH COFFEE / 上石神井
安価なのに上質。豆の種類も多い。ここで購入したパカマラ(豆の種類)はめちゃくちゃおいしかった。

Mocha Coffee / 代官山
イエメンモカを扱う店。モカ好きにはおススメ。ただしけっこう高い。豆の値段忘れたけど、店では1杯1000円くらい。ここのキャロットケーキは別格。

 

長くなったのでグラインダーの話は次回に回す。(次回とか今度とか多いな。。。)
というわけで、素人に毛が生えた程度の自分だけど、自分自身がもっと詳しくなるためにもたまに珈琲のことを書くつもり。

 

今後書きたいこと。(やる気が出れば。)

・グラインダーは必須!
・豆の保管方法は悩ましい。
・抽出方法は気に入った店を真似ろ。
・豆選びは混沌。
・フレンチプレスは気軽だぜ。
・円錐型ドリップはケトルが鍵。
・CHEMEX(+KONE)は時間との勝負。

これがフリーでいいの?

non-biri

先日、日本酒を買いに行った比較的近場の酒屋さんで、『のんびり』という秋田についてのフリーマガジンをもらって帰った。日本酒がテーマだったから軽い気持ちで。(今回が発刊6号目。)
妻が先に読み、「面白い!」と太鼓判を押していたので、僕もどんなものかと読み始めた。すぐに引き込まれてしまった。杜氏や蔵元等へのインタビュー(というより会話に近い)で放たれる言葉が圧倒的に真摯で、これでもかと心に刺さる。きっと編集側の取材への姿勢もすばらしいのだと思う。
頑張ろうという気になった。それも、焦燥感とかではなく、希望の方の意味合いで。

以下、ちょっと長いけど、 高橋藤一杜氏の言葉を引用。(P43『挑む』より。)

酒造りも新しい事に取り組めば、失敗はつきものである。
挑戦しては失敗し、挑戦しては失敗し、
その繰り返しの中で、やっと成果を得ることができる。
独自の技術が身に付く。
その時の心の底から、湧き出す喜びと感動は、
その人を一回り大きく成長に導く糧である。
失敗するのは決して恥ずかしいことではない。
途中であきらめて投げ出すことが一番恥ずかしいことである。
酒造りは失敗の連続である。その失敗で何を学ぶかが大切である。
思いが通らなかったその酒に正面から向き合うことである。
語りかけることである。
その酒に答えが隠されている。

思いついたら挑戦しよう。
失敗しよう。
国酒の為に。

酒造りに限らない、誰にでも響く可能性のある言葉。このページに行き着く流れもあって、僕はちょっと目頭が熱くなった。

 
発行が9月末になっているので、未だ簡単に手に入るものなのか不明だけど、見かけたらぜひ読んでみてほしい。(時間が経つと、縮小版がサイトにアップされる模様。)

のんびり

<追伸>
『浅田家』で有名な浅田政志さんが、編集チームに入っているようで、写真もすごくいい。

日本酒への目覚め。

NYAN CUP SHIDAIZUMI

最近、妻と2人で日本酒にハマった。きっかけはよく覚えていない。ただ、すごい勢いで熱が高まってるのは確か。大学時代のとある一件以来、どちらかというとずっと苦手だったのに。
知識が全くないから、本を買ったり。本醸造と純米の違いとか、吟醸と大吟醸の違いとか、ひやおろしの意味とか。でもそういうことを知っても、結局飲んでみないとよくわからない。だから、今はひたすら色んな銘柄を飲んでいる。
自分の傾向としては、吟醸系のきれいなタイプが好きな模様。(そんな言葉の使い方でいいかも不明。)逆に、妻はけっこうしっかりタイプを好んで飲んでいる。
今のところ、醸し人九平次、獺祭、会津中将、美丈夫あたりがおいしいと思った。とは言え、各銘柄で色々種類があるから、一概にそれを飲んでおけばいいというわけでもないんだけど。

少しでも知識を蓄えたい一方、気持ちよく酔って、幸せな気分になれればそれでいいかとも思う。

 

別冊ワイナート2013年10月号 日本酒基本ブック [雑誌]
↑購入した本。

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