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低温発火。

Sapporo, Hokkaido

たまに電車なんかで次々と言葉が繋がって、どんどん転がっていくことがある。大抵そこで生まれた言葉は底なしの穴に落ちていって、二度と浮かび上がってくることはない。

先日、さすがにもったいないということで、iPhoneのメモを立ち上げ、書き留めてみた。当然、思考と直結した脳の言葉になんて追いつけるはずもなく、見返してみると、ほとんどが意味不明、もしくは大した内容ではないことがわかる。時間が経過し情が失われ、文字だけが独立した状態だから、自分にも響いてこないのかもしれない。

ただ、そんなガラクタの中に、鮮度を保っているものがあった。

実現したい、あるいはここを目指したいということに対する飢え、そこにたどり着いたとき得られる栄養、その両方が不足している。

低温の文章だが必ずしも病んでいるわけではない。綴ることで薬になるのだろうと思う。

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