可能性の変容。
Category:Memento |
2013/02/26
何も書くことが思い浮かばないので、テレビを消して、Stan GetzのWhat The World Needs NowのLPを再生した。甘ったるいが決して嫌いではない。
拘ることと拘らないことの両方が大切なんだと思う。許容量ってのがあって、多くのことを突き詰めようとすると、逆に中途半端になる。「時間は限られている」なんて常套句があるけど、興味を追求する能力の方が限られている気がする。あれもしたい、これもしたい、と思い描くことはできても実行はなかなか難しいものだ。とことんなんて言えるレベルまで到達できるのは、かなり稀なこと。(1つのテーマをどこまで細分化するかにもよるが。)
だからと言って、捨てていくという表現はあまり好きじゃない。絞っていくの方が適切だ。絞っていけば、自然と両手から零れ落ちる。時にそれは寂しさを伴い、意図的に削ぎ落とす行為になるかもしれない。でもそれでいい。悪くない。
もはや、「可能性」は広がりを示しているのではなく、長いトンネルを切磋琢磨しながら進んだ先に差し込んでくる光のようなものだ。
何はともあれ、そろそろ暖かくなればいいのに。