*

*

*

空と大地と風と。(Turkey2012 – 1)

7月14日 東京〜大阪〜イスタンブール

夕方、羽田空港から関西空港へ。関西空港ではまずWi-Fiルーターのレンタルを済ませ、トルコ航空の搭乗手続きへ。エクスペディアではイスタンブールまでの予約だけで、イスタンブールからカッパドキアの近くに空港があるカイセリへは、トルコ航空のHPから自力で予約したため、荷物はイスタンブールで一回ピックアップしなければならないらしい。カイセリまで運んでほしいことを伝えると、羽田での手続き時に言うべきだったらしく、すったもんだ。結局、自己責任だけど、なんとかカイセリまで荷物を運んでもらえることに。
トルコ航空には日本人のキャビンアテンダントは見当たらず、そっけない感じ。搭乗後の怒涛の食事ラッシュは国際線に乗ったことを実感させられる。トルコでは魚があまり食べられないと聞いているので、ここぞとばかりにフィッシュを注文。安定の機内食。しばらくすると、つまみが配られたので体が反応して思わずビールを注文。(妻はワイン。)やはりすぐに酔う。映画はタイタンの戦いを観る。割と駄作。仕事の疲れも残っていたせいか、今回は機内で結構寝れたのがよかった。
朝食を食べると、いよいよトルコ上陸が近づいてくる。
Between Tokyo and OsakaKansai International Airport, OsakaIstanbul, TurkeyIstanbul, Turkey
Kansai International Airport, OsakaKansai International Airport, OsakaIstanbul, TurkeyIstanbul, Turkey

7月15日 イスタンブール〜カッパドキア

早朝にイスタンブール到着。ここからさらに国内便の乗り換えがある。空港内で美味しそうなパン屋に出会うも、ここで食べるにはまだ早いと思いスルー。搭乗時間が若干遅れたものの、コバスという大きいバスに乗って無事出発。国内便なのに軽食が出ることに驚く。
カイセリ空港到着。荷物を受け取る際にトラブルが起こる。レインカバーが勝手に外されており、係員に尋ねるとイスタンブールにあるだろうということ。諦めるしかない。
宿を予約する際に一緒に送迎バスをお願いしていたので、空港からの移動はスムーズ。トルコの運転はスピード狂だとわかる。あとガソリンスタンドの色が可愛かった。
1時間もかからず宿に到着。ギュルテキンホテルというギョレメの中心部に位置するホテル。地球の歩き方では経済的という位置づけだけど、オーナーの奥さんが日本人ということで決めた。とはいえ、部屋も悪くないし、何より屋上のご飯を食べるスペースが見晴らしもよく心地よい。オーナーや奥さん(杉本さん)が出迎えてくれ、少し話しているうちに僕らが泊まる部屋が空いたので早速荷物を置かせてもらう。その際に初チャイもごちそうしていただく。ほっとする味。
まだ午前中だが、主要なツアーは朝出発なので間に合わず、今日はレンタバイクを二人乗りして周辺を回ることにしていた。杉本さんにお願いして、宿までバイクを持ってきてもらったが、ヘルメットを1つしか持ってこなかったということで、僕が直接店まで取りに行く。途中で運転を交代させられ、ぎこちない操作でバイク屋へ。お金を払い、注意を聞き、ホテルに1人で戻る際にハプニング。運転に集中していたため、宿の場所が全くわからなくなった。焦りながらも途中でWi-Fiを起動させ、iPhoneで宿の位置を確認。無事たどり着く。本当にiPhone様々。
いよいよ観光を開始といきたいところだけど、まずは腹ごしらえをする。ピデ専門店でお昼ごはん。初めてのトルコめし。ピデにもパンがつくのねと思ったけど味はおいしかった。あと、スープも頼んだんだけど、名前が「soup of the day」だったので、その後「●● of the day 」が2人の中でしばらく流行った。味はおいしい。後日、別の店でもsoup of the dayを頼んだら、同じ味だったので、「本日のスープ」ではなく、「いつものスープ」という意味かもしれない。
Istanbul, TurkeyIstanbul, TurkeyBetween Istanbul and CappadociaIstanbul, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, Turkey
Istanbul, TurkeyBetween Istanbul and CappadociaBetween Istanbul and CappadociaCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, Turkey
いよいよ観光スタート。風がめちゃくちゃ気持ちいいけど、目が痛いのが少し難点。まずは三姉妹の岩に向かう。途中、これかもとバイクを降りて岩を見に行くも全然違った。そもそも一人も観光客がいない時点で気づくべきだった。でもせっかくだから写真を撮る。あとでわかったことだけど、カッパドキアにはこの手のキノコ型の岩が至るところにある。そしてもう少し進むとようやく本物を発見。やはり観光客も多いし、すぐわかる。未知との遭遇に心踊りながら軽く散策。写真を取りつつ、普段目にしている風景との違いに、あぁすごいなという単純な感想しか出てこない。帰り際、トルコアイスでぼったくられる。これだから観光地は。。。(味はそれなりにおいしかったんだけどさ。)
ゼルヴェ屋外博物館へ。入場料を払って入ると嫌な予感。やたら広い。面白いのだけど、直射日光が照りつける中でのアップダウンのある周遊は厳しい。岩を削ることによって様々な空間が作られているが、こんな面倒なことをここでやった理由はなんなのかという誰しもが考えそうな疑問が頭に浮かぶ。歩いている最中から喉がからからで、見終わるとともに水を購入。一気に飲み干す。
Cappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, Turkey
Cappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, Turkey
次はアヴァノスという陶器のおみやげで有名な街へ向かう。途中で運転をミスして現地のおじいさんにめちゃくちゃ文句を言われたが、とりあえず謝ってやり過ごした。(謝っても怒っていたけど。)
街の中心部に着くもそんなおみやげ屋はほとんど見当たらず、河川の周辺を歩く。レクリエーション的な感じでみんな散歩やら食事やらをしている。和やか。そろそろと思いバイクを止めた場所に戻ると、車で囲まれ歩道にあげないとどうにもならない状況。バイクがかなり重くて、ニケと二人で頑張るも全く持ち上げられない。親切なおじさんが手伝ってくれ無事脱出。なんであんなにパワーがあるのだろう。それにしても自分が情けない。とにかく感謝。しかし、羽田で用意したマルボロをお礼に渡すのを忘れ、後から後悔した。(村上春樹の雨天炎天を読んで、絶対渡すぞと意気込んでいたのに。)
その後、また有名な岩に到着。時間が足りなくなりそうだし、観光客が多いこともあり、軽く写真を撮って退散。
Cappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, Turkey
Cappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, Turkey
続いて、ムスタファパシャという街並みがきれいだといわれている場所を目指す。ユルギョップの南ということだが、ユルギョップからバイクでしばらく走ってもつかないから、何度か止まって地図を見返した。さらに最後には道路が砂利になり、めちゃくちゃ走りにくい状況。またしばらく走って不安になり、これ以上は行けないぞと思い、最後に止まった場所がムスタファパシャだった。奇跡的。
静かでのどかな町。確かにきれいな場所だが、人が全くいない。時間もないので一回りして写真を撮って次を目指す。思い返すとこの場所はなぜだか印象深い。(特にその寂れ具合が。)もう少し時間がほしかった。
Cappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, Turkey
Cappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, Turkey
バイクが18時返却なので、時間的に最後の観光となるオルタヒサルへ向かう。途中の有名な岩はチラ見でスルー。オルタヒサルにつくとガイドブックにあったとおり工事中で登れない。仕方ないねということで帰ろうとしたら、男の子2人組に話しかけられ、最初はオルタヒサルについて説明され、その後一緒に来いと言い出した。戸惑いつつついていくと、オルタヒサルと似た砦が現れた。どうやらこっちを登ろうということらしい。
子どもの説明をしておくと、1人はガキ大将的な積極的な奴。「カム」を繰り返していたので、カムという名前にしとこう。もう1人は奥手だが優しい男子。テレという名前にしとこう。で、その砦を登り始めたんだけど、観光向けでもなんでもないので、絶壁にかろうじて足をかける場所がある程度のため、すごくすごく命綱がほしかった。カムは怖いもの知らずなので、めちゃくちゃ登るのが早い。テレはニケにつきっきりで、登りにくい場所では手を引いていた。(たまにカムも手を引いてくれたけど。)ようやく頂までたどり着くと確かに絶景。だが、降りる恐怖の方が頭の中の高い割合を占めていた。しかも、これで終わりかと思ったら、別の絶叫ポイントへ。僕は高所恐怖症ではないが、あまりの高さ、あまりの拠り所のなさに、死を想起させられ足が竦んだ。にもかかわらず、カムはそこに腰かけた。こっちは下を見るのも怖いのに…。ニケなんて顔面蒼白状態。降りるのも困難だったが、2人の力を借りて下山。生きて戻って来られてよかったと心の底から思った。
その後も色々連れまわされたが、バイクの返却時間も近づいていたので、時間がないことを伝えて終了。最後に木になってるよくわからないフルーツももらったし、お礼に5リラ渡す。日本人は過保護になりすぎてて、そりゃ闘争心がないとか言われるよね。あんな遊びしてたら、めちゃくちゃハートが鍛えられる。それにしても怖かった。
Cappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, Turkey
Cappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, Turkey
予定していたことの2/3くらいしか終わらなかったけど、ギョレメに戻ろうとひたすら走る。が、道を間違えるという痛恨のミスを犯す。この時点で返却時間に間に合わせるのを諦めた。予定を1時間くらい過ぎてバイクを返す。特に何も言われなかったけど、最後にガソリンを入れてから走り過ぎたので、6リラ取られる。高いが仕方ない。
ホテルで少し休んで夕食。疲れたから近場でということでマイマザーズという店へ。雰囲気の良いテラス席で食事。ここで、羊飼いのサラダとムサカのうまさを知り、この旅でちょこちょこ注文することになる。エフェスビールを飲んだが、すぐに酔ってしまう。トム・ヨークのダンスのようなヘロヘロ具合で宿までゆっくり歩く。
宿に戻り、そのまま寝たかったが、明日はバルーンツアーで4時起きなので、意を決してシャワーを浴び就寝。
Cappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, Turkey
Cappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, TurkeyCappadocia, Turkey
その他の写真はこちらから。
Turkey – 120714-15

Post a Comment

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>