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なんてったって旅人。(Turkey2012 – 6)

7月20日 イスタンブール

目覚めてすぐに朝食を食べるため、ホテルの屋上に向かう。階段しかなく、部屋が2階なのでけっこう大変。あまり人もいなかったからテラス席を陣取って、バイキング形式の料理を取りにいく。メニューは相変わらずハムやチーズやきゅうりやトマトあたり。相変わらずといっても全然飽きない。むしろ毎日食べてられるくらい。
いよいよ旅の最終目的地イスタンブールでの観光開始。最初から目玉のブルーモスク。朝早い時間に訪れたはずなのに、中に入るための行列が既にできている。ただ、行列はどんどん進んでいって、あまり時間がかからず入口に到着する。靴を袋に入れて持って入る。
きれいとしか言えない。この規模の広い空間をあんなに繊細な装飾で彩るのはもう狂気だ。歴史という文脈においては、現代ではあり得ない狂気が顔を出すことがある。そういうことが比較的頻繁にある。その途方のなさに何とも言えない気持ちになったりもする。神聖な場所のはずなのに、人が多く記念撮影等で騒がしかったことが残念だけど、ここはいつまでも見ていられる、そんな気がした。そうも言ってられないのでアヤソフィアへ移動。
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喧騒に圧倒されつつ、賑わいに身を委ねる。(Turkey2012 – 5)

7月19日 サフランボル〜イスタンブール

8時半にはサフランボルのオトガルからイスタンブールに向かうことになるため、少しでも長くサフランボルを満喫しようと早めに起きて散歩することに。本当はフドゥルルックの丘にもう一度行こうかと思ったが、それほどの時間はなかったので、劣らず眺めの良かったサフランボル歴史博物館のある丘へ向かう。緑豊かで統一感のあるユニークな街を記憶に留めようと、何を考えるでもなくじっと見つめていた。ただただ見つめていた。
ホテルに戻って朝食。ほとんど昨日と変わらないメニューなのに、全然飽きないどころかやっぱりおいしい。
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思いがけずが詰まった、そんな一日。(Turkey2012 – 4)

7月18日 サフランボル

朝食に合わせ起床。ここ2~3年はネガティブな雰囲気を翌日まで残さなくなっているので、旅行中と言えどもいつもの感じに戻る。
朝食はビュッフェスタイルではなく一式用意されたもの。トマトとキュウリが相変わらずおいしい。もちろんパンも。あとはこれまでトルコでは目にしていなかった卵料理(オムレツ)があって嬉しかった。そしてデザートにおけるトルコ特有の甘さにもだえながらもほとんど完食。
朝食後、本格的な観光を開始。とはいえ、チャルシュ自体は大きな街でもなく、街並みの美しさが最も特筆すべきところであり、いわゆる観光名所がたくさんあるわけでもない。おみやげ屋なんかを物色しつつ、目的地を目指す。ここまで統一感があると、歩くだけで心が嬉しくなる。自分で家を建てる(そしてそれが意図していなくても自己主張に繋がってしまう)という感覚ではなく、代々住んできた家を引き継ぐという感覚が当たり前なのかもしれない。「守る」とか「保つ」って意識がどれくらいあるか聞いてみたかった。
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